新聞やテレビのニュース等でご存じの方も多いかと思いますが
大阪のNPO法人でマッサージを受けた赤ちゃんが亡くなるという
大変悲しい事件が起きてしまいました。
スリング大好きな私なので。。。
対面抱っこを推奨している方の事は、以前から知っていましたが
抱っこされているお子さまの姿勢や表情、抱っこしているお母さんの姿勢や表情から
自分の子育ての中に取り入れることはありませんでしたし、
その施術についても、ベビーマッサージと混同されたくないと思っています。
沢山の方がブログ等で注意喚起をされているので
あえて記事にする必要ないかとも思ったのですが・・・
ベビーマッサージやスリングを大切にしたいので
やっぱり、私の思うところも書いてみようと思います。
事件の内容はあえて書きません。
お伝えする事も、大切なことかもしれませんが
興味を持って知りたい!と思った方は、ご自身で情報を探してください。
それも大切な事だと、今回は思います。
今日のブログは。。。
ベビーマッサージに不安を持ってしまったお母さん。
スリングや抱っこの仕方に、自信をなくしたり、不安を持ってしまったお母さん。
沢山の情報に翻弄されて。。。
どうしたらいいのかわからなくなってしまったお母さんたちに
届けばいいなぁと思って書きます。限定です(笑)
長いです(^_^;)
なんのことやら・・・???という方は、さらりと読んでいただいて結構です。
まず、初めにこれだけは伝えておきたい事。。。
「ふれる事」や「抱く事」を怖がらないでくださいね。
ベビーマッサージを「自分でする」ことを
不安に思わないでくださいね。
きっと「ベビーマッサージ」教室に通われた事のある方なら、
ほとんどの方がご存じだと思いますが、基本的に講師が皆さんのお子さまに
「マッサージ」をさせていただく事はありません。
講師の多くが伝えたいのは、赤ちゃんへのマッサージ技術ではなく
「見つめ合うこと」「触れあうこと」「語りかける事」「歌いかける事」の大切さや
そうやって過ごす時間の大切さ、幸福感、赤ちゃんの心への働きかけ。
プラス、私が伝えたいのは、そのもう一歩奥。
そうやって過ごすことで、何を感じてほしいのかというと
「赤ちゃん」を「小さな人」だと感じてほしいのです。
小さな小さな存在の赤ちゃん。少し大きくなってもまだまだ幼い子どもたち。
見つめて、触れて、話しかけて、歌いかけて
反応してくれたら、もちろん可愛い。
でも、可愛い~のもう一つ奥を見つめることで我が子がもっとしっかりと見えてくると思うのです。
「見つめ合うこと」に慣れてくると、子どもの、「快」「不快」が見えてくる。
「触れあうこと」に慣れてくると、体調の変化や、心の変化が見えてくる。
「語りかける事・歌いかける事」に慣れてくると、子どもの心の成長が見えてくる。
ベビマの教室で、お子さまに無理な動きをさせる事はありませんが
低月齢のお子様で、初めてうつぶせにしました!という方も少なくありません。
「いつもは、触れるだけです」というお母さんに、月齢に沿った無理のない範囲で
腕や、脚、関節の「動き」を取り入れたベビーマッサージを紹介する事もあります。
なぜか・・・。
赤ちゃんに運動させたいわけではないんです。
初めてでも一緒にやってみることで、
自分のお子さんの体を知っていただきたいのです。
「今」我が子の体は、どれくらい発達してるのか。
どこまで動かしても大丈夫なのか。
普段の様子、状態を知ることで、「何か」の時に
変化に気が付けるお母さんになって欲しいと思うのです。
途中、泣きだしてしまう赤ちゃんもいます。
そんな時、ベビーマッサージの先生方はきっとこうおっしゃるでしょう。
「お母さん、嫌がったり、泣いちゃった時は、無理にしなくてもいいですよ^^」と。
それでいいんです。
もし、「あなたのお子さんの発達の為ですから!」と
無理やりにでも全てのマッサージを終わらせる事を勧める先生がいて
それを、少しでも不安に思ったり、子どもが可愛そうだと思ったなら
ご自身の母親の勘を大切にしていただきたいと思うのです。
(発達等の面で、専門医にかかっている場合は除きます。
あくまでも、民間のベビーマッサージ等の教室でのお話です)
私は普段、ベビースリングの交流会などでレクチャーもしていますが
初めてスリングを体験するお子さんが泣いてしまったり、
「入れると泣いちゃうんです」というお母さんがスリングに入れると泣いちゃう時など
「大丈夫よ~」と言いながら、赤ちゃんを泣かせたままレッスンする場合もあります。
あれ???「無理にしなくてもいいですよ~」じゃないの???と思いますよね。
私、自称スリングマニアです^^
スリングで子育てをしてきて、スリングがとても良いものだという自信があります。
あとは、3姉妹を育ててきた経験からくる、皆さんと同じ「母の勘」です。
「スリングが嫌だ~」と泣いてるのか
「この姿勢じゃ嫌だ~」「ママが不安になるなら、入るのはいやだ~」
「そんな気分じゃないんだ~」「包まれると寝ちゃうから嫌なんだ~」(笑)と
自己主張しているのか。なんとなく感じるものがあるんです。
これをね。お母さんに感じれるようになってほしいのです。
私が、そんな風に思うようになったのは
以前スリングの講師として大分にも来ていただいた
私が次女ちゃんにスリングを使いだしてから、上手な使い方を知りたくて
ネットサーフィン中にたまたま出会った先生のブログを読んでから
スリングの魅力にのめりこみ、スリング使い方なんて全然書かれていないのに
ストーカーのごとく読み続けて・・・かれこれ8年(^_^;)
沢山の事を学びました。
子どもを「育てる」という事。
「知らない」ということの怖さ。
母として、自分のするべき事。
先生は、ブログの中でも、講座の中でも何度も何度もお母さんたちに伝えます。
「ベビーを見て!」
「ベビーが全部知ってるよ」と。。。
子どもが熱をだしたら、熱を下げてあげたいと思う。
当たり前です。
でも、そこですぐに病院に連れていくのか、解熱剤を使用するのか、
自宅で様子を見るのか。。。
我が子の発達が、隣のお子さんよりもゆっくりだったら、一緒にしてあげたいと思う。
焦りますよね。
でも、そこで、ベビー本人の発達を飛び越えた姿勢・動作を無理やりさせるのか、
じっくり見つめて、 ベビー自身の力を信じてあげるのか。。。
赤ちゃんが泣きだしたら、泣きやませたいと思っておっぱいをあげるのか、
何を伝えたいんだろう?と、泣き声を聞いて、様子を見て、
一緒に不快を探してあげるのか。。。
スリングも同じです。
入れたら泣いちゃう赤ちゃん。
大半のお母さんは「うちの子スリング嫌いみたいです(^_^;)」と話します。
1才前後で反っちゃうお子さんだと、「うちの子抱っこが嫌いみたいで(^_^;)」とも
よく聞きます。
本当にそうなのかな???
スリング抱っこで、自分にぴったり密着している我が子を見て
「こんなに密着して苦しくないんですか?」とよく聞かれます。
「苦しそうですか?」と聞きます。
答えは、全て、お子さん自身と、お母さん自身の中にあると
私は思っています。
もし、自分がお子さまにやってきた事、やろうと思っている事に不安を感じて、
たまたま、このブログを読んで下さった方に
さらに、不安を感じさせていたらごめんなさい。
それがわからないから、情報を探してるのよ!という方がいたら・・・
ぜひぜひ、沢山の情報を探してください。
そして、その中から、自分もお子様も不快を感じる事のない
信頼できる先生・講師のいる教室、信頼できる情報を見つけてください。
自身の目で確かめてください。
違う?と思ったら、その感覚を信じてください。
長く書いた割に(苦笑)想いがうまく伝わったのかどうかも、よくわからないけど(^_^;)
最後に、もう一度だけ言わせてください。
「ふれる事」や「抱く事」を怖がらないでくださいね(*^_^*)
「ベビーマッサージ」や「スリング」を怖がらないでくださいね。
一番怖いのは、情報からくる怖さに負けて
触れなくなって、抱きしめなくなって、お子さんが見えなくなる事だと思っています。
それでもやっぱり不安です。怖いです。。。という方は
会いに来てください。
一緒に考えます(*^_^*)
私は医療従事者でも、治療者でもありません。
なので、何かを治してあげる事は出来ません。
でも、子育ての先輩として一緒に考える事が出来ます。
十人十色の子育てに、私の経験が、どれくらい役に立てるのかわからないけど・・・
それでも、一緒に考えます。
昔いた近所のおばちゃんのように^^、一緒に子育てをさせていただけたら嬉しいです。
最後に。。。
今回の事件があって、一番ショックを受けた事は
ニュース番組内での、NPO団体との電話のやり取りの中で
団体側の電話の対応をされた方はインタビューに対して
「(因果関係は)ないと思っています。それなのに、こんなことになってしまって
こちらも困ってるんですよ。」と言った事です。
涙が出そうでした。
困ってる???ふざけんな~!
なんだか、凄く。。。色々なことに悔しいです。
亡くなられた赤ちゃんたちのご冥福をお祈りします。
そして、赤ちゃんを亡くされたお母さんたちに
しっかりと寄り添ってくれる方がいらっしゃいますように。。。